というドラマを観た。
内容をまったく知らないのに
タイトルだけで気になっていたくせに
今まで見ていなかった。
男子中学生と担任の女教師の恋の話。
どうして惹き込まれるのか
どうして最後まで観てしまったのか
ドラマはわかりやすくするために恋の話になっているが
自分の好きなこと
やりたいこと
そういうことを
親、先生、社会に
「いけないことだ」
「まだこどもだから」
勝手な大人都合で否定され
無理やりにも引き裂かれた記憶が呼び起こされ
心を引っ掻くのではないのだろうか
そして、やめてしまった人も
続けている人もいるだろうが
10年、20年、月日が経った今でも
「自分は間違ってなかったのではないだろうか」
「やっぱり間違えているのは世間や社会なんじゃないだろうか」
「人が好きなことをやることを否定することこそ間違いなのではないだろうか」
と思っている大勢の人たちの心にひっかかったのではないだろうか
と文字を打つぼくの心は
澄み切ってざわつきがおさまらない。
澄み切っているというのは
とても不安定なことなのだろう
危うさを秘めたことなのだろう
まるで劇中のピアノの音になったみたい。
「責任」という言葉が飛び交うご時世だが
世間で語られる「責任」=「金」なのではないだろうか
金を稼ぎ、払う人には誰も文句を言わない。
責任も金で買えてしまう。
ならば「金」の稼ぎ方をこどもたちに教えるべきだ。
親より子(例えば小学生)が稼げば
大人のメンツ丸潰れ
「金」の稼ぎ方より大事なことがあるというのなら
はやくそれを提示したまえ。